オオジシギの渡りのルート

先日、竜飛岬で北海道へ渡る準備をしている夏鳥の話題をしました。
その夏鳥の中にオオジシギの名前が有りませんでした。オオジシギは
何処から北海道に渡って来るのだろうと調べてみました。

すると、日本野鳥の会が調査をした「オオジシギ保護調査プロジェ
クト」でオオジシキの渡りのルートの一部が解明されていました。
調査は、5gの送信機を体に装着して行われました。

それによると、秋の渡りはオーストラリアに向かいますが、苫小牧
から本州に渡らず直接太平洋に飛び出すのです。その後1日に900
km近くを飛び続け、グアム島の西を過ぎて赤道を超えて

ニューギニア島の北部に到着しました。7日かけて6000kmを平均
時速38km/hで飛び続け、一度も陸地に降りていませんでした。
7日間、一度も睡眠を取らず食事もしていなかった事になります。

苫小牧の近くの勇払原野が春の中継地となっており、そこから全道の
繁殖地へ散らばって行きます。以前はこの森も繁殖地として姿を見せ
ていましたが、2016年からは独特なディスプレイ飛翔を見る事は
無くなりました。

オオジシギ。2009年5月13日が私の初観察でした。この後は毎年
観察しています。
20090513オオジシギ9[1].jpg

2014年まではこの地で繁殖していました。
2014年4月26日。到着していました。
20140426オオジシギ08[1].jpg

2014年5月11日。2009年に止まっていた木と全く同じ木に止まって
います。原っぱの真ん中に有り、原っぱ全体を見渡せるのです。
20140511オオジシギ2[1].jpg

2014年6月15日。繁殖が始まってもこの森に居ました。
20140615オオジシギ2[1].jpg

2015年4月23日。この日を最後に姿は有りませんでした。
繁殖地として不採用になった最後の年です。
20150423オオジシギ2[1].jpg