森の中、居るのはゼフィルスだけ

北海道博物館が編集した「北海道のゼフィルス全種図鑑」を参考に
させて頂いています。その図鑑には北海道で生息している20種が
解説されています。

生息の分布図もありこの森も含めて道央で観察されるのは15種類
くらいです。「それでは、この森でももう少し多くの種類が観察
されても良い」と今日は中央線を歩きました。

中央線も日当たりの良い場所も有りますので、そこで足を止めて
辺りを見渡しますが、今日は曇り空です。残念ながら観察も出来ず
中央線を戻り、瑞穂連絡線から記念塔を通って戻ってきました。

途中から薄日が差してきて、ゼフィルスも飛び始めていました。

メスアカミドリシジミの特徴。
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7月6日撮影のメスアカミドリシジミ。中室端の短条は鮮明です。
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ジョウザンミドリシジミは中室端の短条は不鮮明です。今日の画像。
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オオミドリシジミの特徴。橙斑は分離している。今日の画像。
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ミドリシジミの特徴。橙斑が大きくはっきりつながっている。
中室端の短条はほぼ消失。中室外方帯はくっきり。今日の画像。
20200712ミドリシジミ1[1].jpg

長谷川 大氏の「初心者のためのゼフィルスの見分け方」によると
ミドリシジミの見分け方の説明です。
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ジョウザンミドリシジミのこと

昨日はあっちこっちでジョウザンミドリシジミを観察しました。
このチョウはミドリシジミの中でも生息数が多いとの事でした。
観察も、ササの上とかフキの葉の上とか、目線の高さです。

調べて見ると納得できる行動が有りました。それは比較的低い位置
でテリトリーを見張ることが多く、そのためゼフィルスの中では
写真も比較的撮りやすいチョウとの事でした。

去年も、四季美コースの入り口や桂コースの日当たりの良い場所で
ミドリシジミを観察していたので、今日はそのコースを回る事に
しました。エゾユズリハコースから入りました。

陽は出ていませんが晴れるという天気予報でしたので、現場に
着くころには晴れるだろうと歩き始めました。四季美の入り口の
日当たりの良い場所に到着しても陽は出ていません。

当然、チヨウの姿も無し。桂コースを回るころには晴れて来るだろう
と諦めて歩き出しました。桂コースに入った頃から薄日が差して
きました。去年に観察した日当たりの良い場所に到着。

しかし、薄日のままです。すると飛び回っていたチヨウがフキの
葉の上に止まりました。ジョウザンミドリシジミです。でもライ
バルは一向に現れませんのでフキの上でのんびりです。

陽が差すと活動も活発になって、ライバルも出てきますがそんな
様子も有りません。このチョウは比較的撮り易いと書きましたが
薄日の時は、撮影者にとって最高の条件なのかも知れません。

ジョウザンミドリシジミ。のんびりと色んなポーズを取って
くれました。
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カラスシジミ。これはカラスシジミ族でゼフィルスではありません。
隣のフキにいました。
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キバシリ。夏場はあまり見ませんが、いましたね。
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クロツグミ。地面ではミミズだけを狙っていると思っていましたが
アオムシです。どこに居たのでしよう。
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アオバト。まず姿を見せてくれません。この場面ではね。
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ミドリシジミだらけ

中央線を歩き始めて直ぐに、クマゲラらしいコツコツが聞こえて
きました。聞こえてきた方を眺めていたら、いきなり森の奥の方に
飛んで行ったのは1羽のクマゲラでした。

後を追いかけるもう1羽も居るのかな、と思って見ていましたが
その1羽のみ。もう親子一緒の行動はないのでしようか。その後
瑞穂連絡線を記念塔に向かって歩きました。

ミドリシジミは明るい陽だまりが好きです。瑞穂連絡線の陽だまり
で足を止めて上空を眺めると、なんとミドリシジミの卍巴飛翔の
姿が有りました。次の陽だまりでも同じ姿が。

結局、記念塔の広場に着くまで3ヶ所の陽だまりでミドリシジミの
姿を観察出来ました。道端の3ヶ所だけでそうですから、森の中には
五万と陽だまりがあります。ミドリシジミも五万と居る感じです。

記念塔広場も全体が陽だまりです。期待通りミドリシジミです。
それから陽だまりの多い記念塔連絡線を歩きました。やはりミドリ
シジミの姿です。例年、これほど多くいましたかね。

ジョウザンミドリシジミ。
記念塔広場にて。近くに木は無いので止まる場所はササの上です。
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記念塔連絡線その1。
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記念塔連連絡線その2。
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記念塔連連絡線その3。
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ゼフィルス

シジミチョウの中の特にミドリシジミ族の事をゼフィルスと呼びます。
ゼフィルスとは、ギリシャ神話に登場する西風の神様のことで
春と初夏のそよ風を運んでくる温和な神様といわれます

ミドリシジミの美しさと温和な神様のイメージが重なったのでしょ
うか昔からチョウの愛好家はそのチョウをゼフィルスと呼んでいます。
ゼフィルスは世界中では110種ほどで日本には25種生息しています。

北海道にはその内20種が生息しています。そのチヨウを求めて森に
入りました。天気も良いし最適なチョウの観察日和です。ヤナギの
上空で卍巴飛翔の姿が有りました。

しかし、太陽が雲に隠れると急にその姿が無くなります。そして
暫くして太陽が覗くと、また卍巴飛翔が始まるのです。非常に
分かり易い行動です。

もうひとつ分かり易い行動があります。卍巴飛翔に疲れて休む場所
です。個体によって休む場所が決まっているようです。その決まった
場所がカメラが届く距離であればラッキーという事です。

また日が陰って来たので移動する事に。去年確か記念塔連絡線で
ジョウザンミドリシジミを観察していたのでその場所に向かいました。
観察できたのはオオミドリシジミでした。暫くゼフィルスから目が
離せません。

メスアカミドリシジミ。
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オオミドリシジミ。記念塔連絡線にて。
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シジュウカラの幼鳥。
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アオバト。記念塔連絡線でのんびりしていました。
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エゾアジサイ。
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性善説に立ってみましたが

7月8日 雨で森は休みました。

7月7日 雨が降りそうで森は休みました。

天気も良いし最後はふれあいの沢に行こうと考えていました。
まず中央線を進みました。森のお仲間から「クルマユリが咲き始め
ましたよ」そんな情報も頂いていました。

そのクルマユリを見たいと中央線を歩きました。その場所に行っても
クルマユリの姿は有りませんでした。「盗掘の被害に遭ったか」と
がっかりしました。

盗掘した訳ではありませんが、我が家にもクルマユリが有りました。
しかし、いつの間にかクルマユリの姿は無くなっていました。我が
家に有ったハクサンチドリもそうです。

何年かは花を付けますがいつの間にか枯れてしまうのです。今日の
クルマユリも姿が見えなくなったのは盗掘ばかりとは言えないと
性善説に立ってみましたがどうでしようか。

最後にふれあいの沢のヤナギを見上げましたら、卍巴飛翔のミドリ
シジミの姿が有りました。期待通りでした。やはりこの時期に姿を
見せるミドリシジミです。季節は裏切りませんでした。

メスアカミドリシジミ。
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ミスジチョウ。
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キビタキの幼鳥。ミドリシジミのヤナギを見上げていたら
目の前に飛んできました。
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瑞穂の池にて

朝から晴天のはずの天気予報でしたが、曇り空です。瑞穂の池に着く
頃には太陽が出て来るだろうと、中央線から瑞穂の池に向かいました。
別に瑞穂の池に用事が有った訳ではありません。

晴天の瑞穂の池を東屋から眺めながらボ~~ッとするのも良いかな
と思っていただけでしたが、太陽は出てくれません。そこに森の
お仲間がやってきて「オニノヤガラが咲いているよ」

オニノヤガラなんか最近は撮っていないな、と思いながら連れて
行ってもらいました。するとそこにオオアカゲラの親子がエサ捕り
をしていました。

幼鳥の方も一応木を突いて、エサ捕りの真似事をしています。親が
見かねたのか、口移しでエサを与えていました。親は雄でした。
幼鳥も雄。母親の姿は有りません。

先日のクマゲラの親子の行動は、雄の幼鳥は雄の親が面倒を見て
いました。今日のオオアカゲラも雄の幼鳥が雄の親が面倒をみてい
ます。この親子の関係性、少し気になりますね。

明日は、森は休みます。

オオアカゲラの雄の幼鳥。
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親からエサをおねだりしているようにも見えます。
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するとそこに父親です。大きな幼虫をプレゼント。
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すぐ近くにはクロツグミ。オオアカゲラの幼鳥のところに
寄っていきました。自分の子供と勘違いをしたようで、直ぐに
引き返していきました。
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オニノヤガラ。
20200704オニノヤガラ1[1].jpg

潮時はまだ先

「雨が降っているから、ちょうどいいや」と昨日は免許証の更新
手続きをしてきました。入り口には消毒液が有り、ソーシャルディ
スタンスもしっかり確保されています。

しかし、肝心の他人との肌の接触が心配な、目の検査では検査機の
消毒は全く無し。肌が接触する検査画像を覗く部分だけでも消毒
すると良いと思うんですれどね。

まぁ、それは良いとして考えさせられる場面が有りました。免許証
の交付の順番待ちをしていた時、別の窓口で係員が「本当に良いの
ですか」「もう運転はしないのですか」と何度も確認していました。

免許証返納の窓口でした。やがて自分もお世話になる窓口なんだな~
とそのやり取りを見ていました。私も3年後の更新時には認知症の
検査も待っています。

今すぐに「返納」を意識する事は有りませんが、足腰が弱り体力も
気力も無くなり、森にも入れなくなった時が潮時なのでしょう。
その潮時がまだ暫く来ないことを願っています。

ハシブトカラ。アザミです。花が咲いていた時はミツバチが寄って
来て、花が終わると実を狙ってくるのでしようか。
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20200703ハシブトカラ2[1].jpg

オオアカゲラ。
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エゾシロチョウ。
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ヒメウラナミジャノメ。
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