今日からふれあいコース

3月31日 森に入りましたが、ブログは休みました。

4日間の春休みを取らして頂きました。最後の日は毎年春と秋の恒例に
なって居ますが十勝岳の吹上温泉で3ヵ月のクマゲラ調査の疲れを流して
きました。少し温めのお湯の露天風呂は最高です。

そして今日からはふれあいコースの夏鳥です。行き交う森のお仲間からは
「ベニマシコ、撮ったよ」の話題ばかりです。ベニマシコは到着している
様です。4日間の春休みで遅れをとってしまいました。

ふれあいコースも記念塔連絡線もほとんど雪が解けて、トレッキング
シューズでも歩行可能な状態になっていました。進んでも進んでもベニ
マシコが姿を見せてくれません。

ベニマシコは鳴き声で居場所を教えてくれますが、その鳴き声も聞こえて
きません。すると懐かしいホオジロの鳴き声が聞こえてきました。この
ホオジロも居場所を教えてくれます。

「ベニマシコ、撮ったよ」の一人のお仲間からクマゲラ情報を頂きました。
「少し前に志文別線で雄・雌4羽一緒に居たよ」との事。それを見て繁殖
直前まで子育てをするという私の報告は当たっているね、と言われて溜飲
を下げた思いでした。

ホオジロ。夏鳥のシーズンが始まりました。
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マガモ。大沢口の池に今年もやってきました。
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ふれあいコースは短い靴で歩けます。
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クマゲラ調査報告 その1

今日も子供達が居ない事を確認に森に入りましたが、その姿は有りません
でした。最近の気温で雪が急速に溶け出して、歩くスキーでのクマゲラ
調査は限界でした。

今日をもってクマゲラ調査は終了とさせて頂きます。今シーズンのクマ
ゲラ調査は工事のため森を自由に回る事が出来ず、一つの縄張りに限定
して調査をした事でクマゲラの家族の生態を知る事が出来ました。

一番の収穫は親と子供が同居しておりその子育ては3月まで続くという事
でした。秋には親離れをして同居を解消すると思っていましたが、親と子
が仲良くエサ捕りをしている場面は3月まで続きました。

その親子が識別できる特徴的な画像を載せ調査報告とさせて頂きます。
明日から4日間は春休みを取ります。3月30日から森を再開しますが
その頃からは夏鳥を追いかける事となりそうです。

父親。茶髪ではなく黒髪が特徴。
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息子。茶髪が特徴。
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母親。軽い茶髪と肩の茶色の丸い斑が特徴。
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頭の赤斑にも特徴あり。
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娘。全体が黒髪が特徴。
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母との違いはこの頭の赤斑にも表れている。
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親も厳しい決断を下したか

今日も子供達が居ない事を確認に森に入りました。子供達の好きな場所を
覗きました。もし居たらどうしようと言う少し怖さも有ります。行きも
帰りも2回覗きましたが姿は有りませんでした。

この場所は今まで体験した事の無いほど頻繁にクマゲラを確認しています。
息子と娘二人で居た事も有りますし、父と娘の組み合わせや母と息子の
組み合わせや父と息子の組み合わせも有りました。

少し離れた場所では、母と息子と娘という組み合わせも有りました。
親が子供達の事を心配して近くで見守る場面を何度も見ています。
その場面も3月7日に父と娘が一緒に居たのが最後でした。

その親の心配もやがて子供達を独り立ちさせるため厳しい決断をする事に
なるのです。その決断をすでに下したのか子供の姿も親の姿も無く呼び
鳴きもコツコツも聞こえませんでした。

でもこれからは皮を剥ぐコツコツは聞こえなくなります。雪が解け始める
と木の根が顔を出します。その木の根に潜む幼虫を採取するようになるの
です。これからは音を頼りにクマゲラを探すのは難しくなりますね。

クマゲラも雪が消えると地面でのエサの採取に変わります。過去の画像。
3月27日。
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3月29日。
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3月31日。
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4月4日。
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今日の画像から。
去年の秋に隠したクルミの実。綺麗に皮は無くなっています。
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調査も最終段階です

毎日、森を歩き始める時に必ず思う事が有ります。「今日もまた森を
歩ける」体が元気だからこそ活動出来る感謝にも似た気持ちになるのです。
そんな事を思いそんな気持ちになって今日も歩き始めました。

クマゲラを追いかけるのも3月末までもう1週間です。と言っても追い
かけるのではなく「親は繁殖直前になると子供を追い出す」それが事実
なのかを確認するのが最後の調査のテーマです。

親の今は繁殖直前と見て良いでしよう。ですからすでに子供たちは追い
出された事を確認するという事になります。子供達の姿を無い事を確認
するために森に入っていますので、気合は入りませんね。

子供たちの好きな場所を覗きました。果たして子供たちの姿は有りません
でした。息子の方は最後に姿を確認したのが今月の17日です。それより
以前は、12日、11日、9日、8日と頻繁に姿を見せていました。

一方、娘のは12日が最後でそれより以前は、9日、8日、7日とこちら
も頻繁に姿を見せていました。息子は今日で6日間、娘は11日間姿を
見せて居ない事になります。結論を出すのはもう少し先にしますか。

子供たちの好きな場所に居たのはエゾリスだけ。
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耳の毛が長いのは冬毛なのでもう少しで短くなります。
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森の中は春の舞台

森を歩き始めると、森の遠くからキジバトの鳴き声が聞こえていました。
上空にはオオハクチョウの隊列です。春を知らせる舞台もどんどんと
増えて来ます。

シマエナガにも遭えました。つがいになっているのでしよう。2羽だけ
の姿しか見えません。シマエナガは繁殖期を終えて子育てが終わると
つがいを解消してグループでの生活になります。

そのグループ交際も3月に入ると二人だけの交際が始まり、つがいと
なって二人だけの縄張りを作るのです。今日はそんな場面だったので
しよう。間もなく二人で協力して巣作りが始まります。

別の場所では、オオアカゲラが巣作りの真っ最中でした。オオアカゲラ
だけでは有りません。クマゲラもこの時期は巣作りを始めます。新しく
新居を作る場合も有りますし、去年の巣穴を改修する場合も有ります。

森の奥で巣作りの最中だったのか、今日は夫婦の姿は有りませんでした。
追い出されたのか子供達の姿も有りませんでした。

シマエナガ。
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オオアカゲラ。穴を掘って虫を捕っていると思ったら、どうも巣穴の
ようでした。
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気持ちが良いだけの森でした

3月21日 雨で森は休みました。

昨日のクマゲラの夫婦の絆を深め合う様子を見ても、繁殖の瞬間を
迎えるのもそう遠くないと思います。次の新しい命が誕生する訳です
から今の子供達は邪魔になると考えるのが自然でしよう。

その邪魔になった娘や息子を追い出したのだろうか。それを証明する
のは難しいです。画像に残せませんからね。娘を最後に撮ったのは
3月12日。息子は3月17日です。

今日も娘や息子が居なくなったのを確認に森を歩きました。クマゲラに
遭えるのを期待しながら楽しみに森に入るのは判りますが、居なくなった
のを確認に森を歩く訳ですからテンションは上がりませんよね。

それでも青空が広がった気持ちの良い森です。途中でコーヒータイム
で一休み。綺麗な青空を眩しそうに見上げる仕草はじじぃには似合いま
せんね。歩いた結果は娘にも息子にも遭えませんでした。

クマゲラ調査も残すところ後10日です。このまま娘や息子の姿を確認
出来なければ「やっぱり追い出されたか」と証明は出来ないまでも想定は
出来そうです。

後2週間で森の中も夏鳥で賑わい出します。
モズ。2015年4月4日
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ホオジロ。2019年4月4日。
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ベニマシコ。2016年4月5日。
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ノビタキ。2018年4月5日。
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オシドリ。2015年4月6日。
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マガモ。2015年4月6日。
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クマゲラの「子別れ」

今日の北海道新聞の朝刊に鶴居の自然ガイドの安藤誠さんが『タンチョウ
の「子別れ」』として寄稿されていました。内容は、3月はタンチョウの
「子別れ」のシーズン。

それと、ひと組のタンチョウのつがいはひなを毅然とした態度で追い払う
とも書かれていて私が調べた内容と同じでした。追い払った後のつがいは
また新たな命を授かる事になるのです。

それと同じ営みをクマゲラもしているのではないかと考えたのが今回の
調査でした。そして今日も調査に出かけました。すると呼び鳴きが2ヶ所
から聞こえて来ました。近くに2羽がいるという事です。

現れたのは夫婦でした。最後は接近状態で絆を確かめ合っていました。
絆を確かめ合う場面を今日で3回目です。1回目は2月6日。2回目は
3月1日。そして3回目は今日です。

この3回の絆を確かめ合う場所が半径300mの範囲で行われていました。
一つの縄張りは2km前後の広さを持っていますから、絆を確かめ合う
場所は二人の好きないつも同じ場所なのでしようか。

今の調査は今日の記事では有りませんが「子別れ」の確認ですから目の前
の夫婦を置いて子供達の好きな場所を覗きに行きましたが、子供達の姿は
有りませんでした。

クマゲラ。母親。父親を盛んに呼んでいました。
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母親の目印の肩の茶色の丸い斑がくっきり。
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母親が居た場所に父親が飛んできました。茶髪では無いです。
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この後、近くの母親の元に飛びました。
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父親が母親に話し掛けているようです。
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母親は、はにかんで下を向いてしまいました。
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その木の上に二人で移動。
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気になるふれあいコースに入りましたが、ホオジロのさえずりはまだ
聞こえませんでした。
今日のふれあいコース雪解けの進み具合は去年とほぼ同じ。
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去年の3月19日のふれあいコース。
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春間近

3月18日 森に入りましたが、ブログは休みました。

我が家の庭の雪も消えて、福寿草やスノードロップの芽が顔を出し始め
ました。森の中の道端の水たまりも氷が解けて水芭蕉の芽が姿を現し
始めました。庭からも森の中の道端からも春を知らせてくれています。

道の雪も緩み始めました。歩くスキーも例外では有りません。スキーが
少し沈むようになって段々と歩きにくくなってきました。クマゲラ調査で
大活躍した歩くスキーもそろそろ限界を迎えます。

最後の締めくくりの調査に出かけました。子供達の親離れが完了したのか
その確認です。肩透かしです。茶髪の息子が飛び回っていたのです。
トータル1時間ほど観察しました。

呼び鳴きを何度も発しているのに、最後まで娘の姿は有りませんでした。
親も何処に行ったのか姿は有りませんでした。スキーの限界まで調査は
続きます。

クマゲラ。茶髪の息子。
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エゾリス。
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水芭蕉の芽。
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子供たちの姿は無し

丹頂鶴は繁殖直前になるとそれまで親子一緒にいた生活を一転させて
親の縄張りから追い出します。クマゲラも3月12までは一つの縄張り
の中で親子4人が生活していました。

丹頂鶴と同じくクマゲラの親はいつ子供たちを追い出すのだろう、調査は
その一点となりました。昨日は子供たちが好きな場所をまず覗きました。
子供たちの姿は有りません。

そこで今度は親の居そうな場所に行きましたが、親の姿も有りません。
最後はまた子供たちの場所を覗きましたが姿は有りませんでした。そして
今日も同じコースを回りました。

子供たちの姿は何処にも居ませんでした。2日間の観察ではまだ親が
追い出したかどうかは判断出来ませんが、親の姿も見えませんでした。
「子供達も追い出したし、森の奥で繁殖準備に入るか」

親はそんなつぶやきをしているのか、もう少し調査を続けて見ますか。

エゾクロテン。13年間森に入っていますが、初めての対面でした。
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姿が見えなくなったと思ったらネズミをくわえていました。
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見えないところで食べ終わったのでしょう。食べ終わったら何処かに
姿を見せるはず、と待っていたら沢を登って行く姿が有りました。
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昨日の詳報

3月15日 森に入りましたがブログは休みました。

今日は調査も一段落着いた事と時間があまり無かったので、久しぶりに
ふれあいコースと記念塔連絡線を1時間ほど歩きましたが、流石にまだ
ホオジロの鳴き声は有りませんでした。

昨日はクマゲラの状況を簡単に書いてしまいましたが、親子とも複雑な
行動をしていたのです。最初に子供達の好きな場所を覗きましたが姿は
有りませんでした。その後夫婦の食事に遭遇しました。

その後母親が飛び父親もその後を追いかけた事は書きましたが、その
二人が飛んでいる時の鳴き方です。飛び鳴きは「キョンキョン」ですが
それが「クォンクォン」と鳴きながら飛んで行ったのです。

私の「クォンクォン」の場面は、父親が母親に新居の営巣木を見てもらう
時に呼ぶ甘い鳴き声と幼鳥が親を呼ぶ時の甘い鳴き声です。それが飛び
ながらの甘い鳴き声です。遠くで止まった時もその鳴き声が聞こえて
いました。

あっちこっちから聞こえて来るその鳴き声を聞きながら次の子供達の好きな
場所に向かいました。その場所に近づくとまたその鳴き声です。親が鳴いて
いるのだろうと様子を見ていましたら飛び立った姿が見えました。

飛び立った方に進むとそこに居たのは娘で近くには息子が居たという次第
でした。どうもその鳴き声の主は子供だったようです。親子で甘い鳴き声
で呼び合っているのか。親離れは出来るのでしようか。

明日は森は休みます。

親はこの鳴き声で飛んで行きました。音が段々聞こえなくなっています。


どっちの子供かは判りませんが、こちらは木の上で止まって鳴いていました。


親子4人を確認

クマゲラの調査も、状況証拠から「親子4人で今も暮らしている」
そういう結論に達しましたが、クマゲラの親子から「もう少しハッキリ
させませんか」そんな言葉を掛けられた今日の森でした。

その様子を、順を追って紹介します。昨日母親が居た場所が気になって
いました。母親が盛んに呼び鳴きをしていたのです。父親を呼んでいた
のかな、と今日もその場所に行ってみました。

すると同じ場所に母親が居たのです。その母親を撮り始めるとその直ぐ
後ろに居たのは父親でした。この時期ですからね。夫婦仲良く朝食を
食べていたのです。こちらは母親です。

全ての画像の肩付近に茶色の丸い斑が有りますから間違いありません。
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こちらは父親です。茶髪ではなく黒髪です。
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暫くして母親を追って父親も森の奥に消えて行きました。私も場所を
変えて昨日娘と息子の居た場所に向かいました。最初に居たのは娘の方
でした。茶色の丸い斑は有りませんので母親では有りません。
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赤斑も細く母親とは違います。
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娘を撮っていたら近くから呼び鳴きが聞こえました。すると30m先に
居たのは茶髪の息子でした。
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時間の差は有りますが夫婦と子供達を観察出来た訳ですから、親子4人の
存在は確定という事でよろしいでしょう。後はいつ子供たちを追い出す
のか調査は残りその1点となりました。


親離れはまだでした

昨日、森に入った8時頃には風も無く穏やかだったのに、間もなく
雨交じりの雪が降り出して風も出て来ました。それでも進んで行くと
風がゴーゴーと音を立てる程の強風が吹き始めました。

強風に雨です。たまらず雨宿りをする事に。冬の雨宿り出来る木は
葉の有るトドマツです。そのトドマツの下で雨宿りをしましたが強風で
トドマツが倒れる怖さも有り一目散に帰って来たという次第でした。

そして今日歩き出すと昨日の強風で枝が道に散乱していました。その中に
直径7~8㎝も枝も混じっていました。そんな枝が頭に落ちて来るともう
アウトです。強風の怖さを思い知りました。

道に落ちた枝を払いながら進むと茶髪の息子に会いました。その内に姿が
消えました。そこから500m進むと今度は母親です。特徴から直ぐに
判りました。今度は娘が気になりました。

息子の居たところに戻って暫く様子を見ると飛び鳴きしながら飛んで来た
のは娘でした。まだ親から追い出されていないようです。3月下旬には
夫婦で営巣木を作り始める時期ですからね。

クマゲラ。最初に現れたのは茶髪の息子。
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別の場所では母親。
淡い茶髪と肩の丸い茶色の斑が母親の特徴。
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赤斑の太さと曲線も特徴です。
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息子の居た場所に娘がやって来ました。
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クマゲラ家族の協力のお陰

3月10日 森に入りましたが途中から強風・雨・雪で引き返しました。
ブログは休みました。


今日は綺麗な青空が広がっていました。ゆっくり森を歩こうとおにぎり
コーヒー持参で森に入りました。何かスッキリした気持ちになって
いました。一つの縄張りで一家4人が今も暮らしているという

仮説通りの結果になったからです。こんなに早く仮説通りになるとは
想定外でした。「仮説を来年まで残しておくのも楽しみを延ばす事に
なるか」と私の気持ちの中で逃げを打っていたのです。

仮説通りになったとは言いながら今日も同じコースを歩いていました。
何時まで親子4人の暮らしが続くのか、どういう方法で子供達を追い
出すのだろう。それを突き止めるのが調査の最後の仕上げになると
考えていたからです。

昨日の娘と息子のいた場所を覗いて見ようと向かっているとその手前で
「コツコツ」に続いてクマゲラの姿が見えました。特徴から娘です。
まるで私がいつも通る道を知っているようです。

もっとビックリしたのは、私が昨日の場所に到着すると間もなくその娘が
到着しました。わざわざ私を途中まで迎えに来てくれたのです。仮説を
証明できたのもこのような偶然なのか必然なのか、クマゲラ家族の協力の
お陰だったのです。

クマゲラ。娘。途中まで迎えに来てくれました。
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クマゲラ。茶髪の息子。昨日の場所で食事中でした。
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途中まで迎えに来てくれた娘が飛び鳴きしながら戻って来ました。
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突然私に向かってきて5m先の木に。
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今度は3m先の木に。挨拶をしてくれたのでしょう。突然の事で
迎えに来てくれたお礼を忘れてしまいました。
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その場所に居たのは昨日と同じく娘と息子。親は現れませんでした。
親離れをさせるために、まずは無視を決め込んだのか。親の行動も
注目です。

仮説通りでした

私が立てた仮説もそろそろ結論が出て来そうな今日の森でした。歩き
始めた時には青空が見えていたのに、急に雪が降り出してきました。
その雪の中から「コツコツ」が聞こえてきました。

そして姿を見せたのが雌というより母親でした。淡い茶髪と赤斑の形
に特徴が有りました。母親をその場に置いて昨日、父娘が居た場所へ
向かいました。するとまた「コツコツ」が聞こえてきました。

今度は雄です。昨日ここに居た雄は黒髪の父親でしたが、今目の前に
居るのは茶髪です。特徴から息子の方です。直ぐに近くの木に飛びま
した。すると飛び移った木の近くの木に別の個体が見えました。

今度は雌です。黒髪と赤斑の特徴から昨日ここに居た娘の方でした。
今日は同じ場所に息子と娘がいたのです。母親は別の場に置いて来ました。
昨日はこの場所で父親を見ています。

この状況をまとめると、今も一つの縄張りに夫婦と子供二人が一緒に
生活をしているという事になります。仮説の通りクマゲラの子育ては
秋に終る事無く3月まで続いていると見て間違いはなかったのです。

丹頂鶴は繁殖直前まで子育てをします。そして繁殖直前になると、子供に
体当たりをしたり足で蹴ったり子供を追い出そうとします。クマゲラは
どういう方法で追い出すのか明日からの興味は、親離れの方法に移ります。

クマゲラ。母親。
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雪が止んできました。
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羽の下半分が淡い茶髪で肩の付近の茶色の丸斑も母親の特徴です。
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クマゲラ。息子。はっきりと茶髪です。
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背中も茶髪。
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クマゲラ。娘。
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クマゲラ。二人の子供。近くの木を行ったり来たり。
右が息子の方。
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下が息子の方。
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下が息子の方。
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森の滞在5時間は無駄ではなかった

8時ころから森を歩き始めています。飛び鳴きも呼び鳴きも聞こえて
来ないし、今日も調査は空振りか。そんな事を思い始めた時、「コツコツ」
が聞こえて来ました。直ぐに姿を見せてくれました。

雌です。雌というだけでは調査になりません。撮りながら画像を確認
します。母親の茶髪らしい色は確認出来ません。赤斑も細い事から娘
では無いかと思いました。

もう撮る必要も無いので、遠くからパンを食べながらコーヒーも飲み
始めました。すると飛び鳴きと共に雄が現れたのです。娘と30mほどしか
離れていません。今度は雄に注目です。

茶髪で無いことから、父親でしょう。2月25日と3月4日にやはり父娘が
今日と同じ場所にいました。それを再現したような場面です。暫く別々
の木で真剣に食事をしていました。動いたのは娘の方でした。

父親の木の下の方に移動。その後は沢の向こうに飛んで行きました。今日の
調査はこれまで、と帰り道を歩いていると道端の木の雪の上に沢山の木の皮
です。さっきまでクマゲラが食べていたような痕跡です。

すると近くの木の上に枝に隠れたクマゲラのシルエットです。雌でした。
状況証拠からさっきの雌とは別個体でしょう。赤斑の太さから母親と
見ました。この夫婦の子育ては終わっていなかったようです。家に戻った
のは1時でした。

クマゲラ。最初に現れたのは雌というより娘でした。
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こちらは父親。
クマゲラの左斜め上に人の顔が有りました。
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娘が移動して父親と同じ木に。
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下の娘を拡大すると。
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気になるのか父親の方に目線が。
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帰り道。雌と言うより母親。
太い赤斑が母親の特徴。茶髪は確認できず。
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仮説を整理 その3

3月6日 森に入りましたが、ブログは休みました。

今日も必ず確認する場所に行きました。30分ほど様子を見ていましたが
聞こえて来るのはトドマツ林を横切る風の音だけでした。長く立ち止まる
と体が冷えてきます。また歩き始めました。

仮説も早く証明したいと急ぐあまり前のめりになってしまう場合も有り
ます。事実だけを積み上げていかなければなりません。最初の事実は
12月20日雌2羽が同じ木の上下で食事をしていました。

もしかしたら母娘か、この時点でのこの発想こそが前のめりだったのかも
しれません。事実だけを積み重ねていこうと雌を調べたのが赤斑の太さと
夫婦で接近した時の雌の羽の色でした。

その結果、一つの縄張りの中に雌が2羽いるという事実でした。他方雄も
調べ始めました。茶髪の雄の存在です。茶髪の雄は1月6日、1月11日
2月23日、3月3日に観察していました。

それ以外の雄は全て黒髪でした。ここでも一つの縄張りの中に雄が2羽
いるという事実です。後は親子を証明するということですが、口移しで
エサを与える時期でも有りませんからね。さてどう証明する事が出来るで
しようか。

エゾシカ。これなら母娘とはっきり判るのですが。
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茶髪の雄。1月から4回観察しています。それ以外の雄は全て黒髪でした。
1月6日。
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1月11日。
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2月23日。
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3月3日。
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一歩近づきましたか

今回仮説を立てた「クマゲラの親は繁殖の直前まで子育てをする」
これの証明に一歩近づきました。森に入ると必ず確認する場所が有り
ます。昨日も雪を漕いでその確認する場所に行きました。

そこに茶髪の男が居たと言う次第でした。もしかしてまだ親離れをして
居ない息子では無いかと思いました。そして今日もその場所に行きました。
するとまた雄が居ましたが今度は何処から見ても茶髪では有りません。

その雄を観察していたら、直ぐ近くから「コツコツ」が聞こえて来たので
雄の観察を止めて「コツコツ」が聞こえる所に。雄から30mも離れて
いません。そこには雌がいました。

この雌は母親なのか娘なのかは断定出来ませんが、この時期は夫婦で
あれば接近しても良いのに30分ほど観察していましたが1度も接近
しませんでした。と言う事は娘だったのかも知れませ。

いずれにしても雄は夫もしくは父親という事になります。黒髪です。
昨日のは茶髪。目の前に黒髪と茶髪の雄が並んでくれると父親と息子と
なります。一方雌の2羽が並んでくれたら母親と娘となります。

そのどちらかでも並んでくれたら仮説が証明されます。それでも
昨日と今日の状況から証明の一歩手前まで辿り着いたと言えるで
しょう。

クマゲラ。雄。右から見ても左から見ても後ろから見ても黒髪です。
左からはこんな感じです。
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右かに見てもこんな感じです。
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後ろから見てもこんな感じです。
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昨日の茶髪はこんな感じです。
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近くに居た雌。
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気が付かない内に移動をしていました。
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辛い道のりの先には悩みが待っていました

「辛い道のりの先には必ず良いことが待っている」人生訓では有りません
がそんな気持ちにさせてくれた今日の森でした。一日で30cm以上の
雪が積もりました。

道は付いているのだろうか、と心配していましたがスキーの跡が有り
その跡を歩き始めました。しかしその跡も700mほど進むとスキーの跡は
途切れていました。ここからUターンしたのでしょう。

その場所はまだ私の調査エリアまで達していません。この先進むのも大変な
苦労が待っています。苦労をして道を付けると帰りは楽になるはず、と
気持ちを切り替えて進むことにしました。

やっとの思いで有る場所まで進むと「コツコツ」が聞こえて来たのです。
姿も見えて来ました。すると茶髪の雄です。茶髪の雄は2月23日にも
別の場所で見て居ます。

その時は雌を連れて遠くに飛んで行ってしまいましたので、てっきり別の
縄張りの雄で娘をもらいに来たと思っていました。しかし、今日の茶髪の
雄の居た場所は、先日父親が娘の面倒を見ていた場所です。

と、いう事は茶髪の男は息子の可能性も否定できず、ここの夫婦にはまだ
娘と息子の世話をしているという事か。「良いことが待っていた」と言う
より悩みのネタがひとつ増えた事になりました。

クマゲラ。茶髪の雄。
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2月23日の茶髪の男。今日と同じ個体と思います。
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2月25日の黒髪の男。父親と思います。茶髪の男は息子の可能性が大。
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夫婦だけでは調査になりません

3月2日 雪で森は休みました。

知らず知らずの内にクマゲラの行動に私が合わせているのかな、今日は
そんな場面でした。いつもより10分ほど早く歩き始めました。間もなく
クマゲラの呼び鳴きが聞こえてきました。

繁殖期以外に比べると繁殖準備の今の時期は呼び鳴きが頻繁に聞こえる
ようになります。その呼び鳴きで助かる場面が随分有ります。今日もその
助かった場面でした。

呼び鳴きの主の雌が現れたのは8時18分。すると別の近くからまた
呼び鳴きです。その2分後の8時18分にはその雌のところに雄の
登場です。接近状態から夫婦でしょう。

接近状態は1分で解消されてしまいました。つまり、いつも通りの時間に
森に入っていれば間違いなく夫婦に会う事は無かったでしょう。いや
ひょっとしたらクマゲラが私の行動に合わせてくれたのかも知れません。

以前の私であれば「雌も雄も夫婦も撮れたし今日はもう帰ろうか」となり
ますが、夫婦を撮っても調査が進んだ事にはなりません。今シーズンの
調査のメインテーマは「クマゲラの子育てはいつまで」です。夫婦を
置いて娘の行方を捜しにまた森を歩き始めました。

最初に雌がトドマツの木に。
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2分後に雄が雌の木に。
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そして雄・雌が接近。3月からは頻繁に接近するようになります。
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接近というよりくちづけですか。
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雌は木の裏から回ってきました。
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雄はそのままその場所に残る。
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雌はその木の上に移動して一応皮をは剥いでいるまねをしていました。
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