クマゲラ調査報告 その2

1月~3月までのクマゲラ調査期間のクマゲラの観察数は60回でした。
この回数のカウント方法は、同じ日に同一個体に何度遭っても1回と
します。また、親子4人と遭った場合は4回としました。

下の表の通り2010年からクマゲラの食事の調査も行っております。今回は
その食事の調査報告です。60回の観察の内47回が食事中を観察しています。
クマゲラは1日中食事の時間と言っても過言では有りません。

クマゲラの食事は食べ物から分類すると「アリ」か「虫」に大きく分かれ
ます。木の実を食べる時も有りますが、メインディッシュでは有りません。
その食べ物が11年で大きく変わりました。

調査を始めた2010年は93%がアリを食べていました。それが2015年
にはアリと虫が半々に。そして今シーズンの結果は96%が虫になって
いました。その要因には2018年9月の台風も影響していました。

台風で倒木したトドマツやカラマツのエリアでは、クマゲラの好物の
キクイムシが大発生したという事でした。それで今シーズンも食べ物に
困る事は無かったのです。

森の中も2年に渡り倒木の処理が行われました。キクイムシの大量発生
から健全なトドマツやカラマツを守る事も目的でした。この倒木処理の
環境の変化にクマゲラはどう対応していくのでしようか。

2021年クマゲラ調査報告[1].jpg