昨日の詳報

3月15日 森に入りましたがブログは休みました。

今日は調査も一段落着いた事と時間があまり無かったので、久しぶりに
ふれあいコースと記念塔連絡線を1時間ほど歩きましたが、流石にまだ
ホオジロの鳴き声は有りませんでした。

昨日はクマゲラの状況を簡単に書いてしまいましたが、親子とも複雑な
行動をしていたのです。最初に子供達の好きな場所を覗きましたが姿は
有りませんでした。その後夫婦の食事に遭遇しました。

その後母親が飛び父親もその後を追いかけた事は書きましたが、その
二人が飛んでいる時の鳴き方です。飛び鳴きは「キョンキョン」ですが
それが「クォンクォン」と鳴きながら飛んで行ったのです。

私の「クォンクォン」の場面は、父親が母親に新居の営巣木を見てもらう
時に呼ぶ甘い鳴き声と幼鳥が親を呼ぶ時の甘い鳴き声です。それが飛び
ながらの甘い鳴き声です。遠くで止まった時もその鳴き声が聞こえて
いました。

あっちこっちから聞こえて来るその鳴き声を聞きながら次の子供達の好きな
場所に向かいました。その場所に近づくとまたその鳴き声です。親が鳴いて
いるのだろうと様子を見ていましたら飛び立った姿が見えました。

飛び立った方に進むとそこに居たのは娘で近くには息子が居たという次第
でした。どうもその鳴き声の主は子供だったようです。親子で甘い鳴き声
で呼び合っているのか。親離れは出来るのでしようか。

明日は森は休みます。

親はこの鳴き声で飛んで行きました。音が段々聞こえなくなっています。


どっちの子供かは判りませんが、こちらは木の上で止まって鳴いていました。


親子4人を確認

クマゲラの調査も、状況証拠から「親子4人で今も暮らしている」
そういう結論に達しましたが、クマゲラの親子から「もう少しハッキリ
させませんか」そんな言葉を掛けられた今日の森でした。

その様子を、順を追って紹介します。昨日母親が居た場所が気になって
いました。母親が盛んに呼び鳴きをしていたのです。父親を呼んでいた
のかな、と今日もその場所に行ってみました。

すると同じ場所に母親が居たのです。その母親を撮り始めるとその直ぐ
後ろに居たのは父親でした。この時期ですからね。夫婦仲良く朝食を
食べていたのです。こちらは母親です。

全ての画像の肩付近に茶色の丸い斑が有りますから間違いありません。
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こちらは父親です。茶髪ではなく黒髪です。
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暫くして母親を追って父親も森の奥に消えて行きました。私も場所を
変えて昨日娘と息子の居た場所に向かいました。最初に居たのは娘の方
でした。茶色の丸い斑は有りませんので母親では有りません。
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赤斑も細く母親とは違います。
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娘を撮っていたら近くから呼び鳴きが聞こえました。すると30m先に
居たのは茶髪の息子でした。
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時間の差は有りますが夫婦と子供達を観察出来た訳ですから、親子4人の
存在は確定という事でよろしいでしょう。後はいつ子供たちを追い出す
のか調査は残りその1点となりました。


親離れはまだでした

昨日、森に入った8時頃には風も無く穏やかだったのに、間もなく
雨交じりの雪が降り出して風も出て来ました。それでも進んで行くと
風がゴーゴーと音を立てる程の強風が吹き始めました。

強風に雨です。たまらず雨宿りをする事に。冬の雨宿り出来る木は
葉の有るトドマツです。そのトドマツの下で雨宿りをしましたが強風で
トドマツが倒れる怖さも有り一目散に帰って来たという次第でした。

そして今日歩き出すと昨日の強風で枝が道に散乱していました。その中に
直径7~8㎝も枝も混じっていました。そんな枝が頭に落ちて来るともう
アウトです。強風の怖さを思い知りました。

道に落ちた枝を払いながら進むと茶髪の息子に会いました。その内に姿が
消えました。そこから500m進むと今度は母親です。特徴から直ぐに
判りました。今度は娘が気になりました。

息子の居たところに戻って暫く様子を見ると飛び鳴きしながら飛んで来た
のは娘でした。まだ親から追い出されていないようです。3月下旬には
夫婦で営巣木を作り始める時期ですからね。

クマゲラ。最初に現れたのは茶髪の息子。
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別の場所では母親。
淡い茶髪と肩の丸い茶色の斑が母親の特徴。
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赤斑の太さと曲線も特徴です。
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息子の居た場所に娘がやって来ました。
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クマゲラ家族の協力のお陰

3月10日 森に入りましたが途中から強風・雨・雪で引き返しました。
ブログは休みました。


今日は綺麗な青空が広がっていました。ゆっくり森を歩こうとおにぎり
コーヒー持参で森に入りました。何かスッキリした気持ちになって
いました。一つの縄張りで一家4人が今も暮らしているという

仮説通りの結果になったからです。こんなに早く仮説通りになるとは
想定外でした。「仮説を来年まで残しておくのも楽しみを延ばす事に
なるか」と私の気持ちの中で逃げを打っていたのです。

仮説通りになったとは言いながら今日も同じコースを歩いていました。
何時まで親子4人の暮らしが続くのか、どういう方法で子供達を追い
出すのだろう。それを突き止めるのが調査の最後の仕上げになると
考えていたからです。

昨日の娘と息子のいた場所を覗いて見ようと向かっているとその手前で
「コツコツ」に続いてクマゲラの姿が見えました。特徴から娘です。
まるで私がいつも通る道を知っているようです。

もっとビックリしたのは、私が昨日の場所に到着すると間もなくその娘が
到着しました。わざわざ私を途中まで迎えに来てくれたのです。仮説を
証明できたのもこのような偶然なのか必然なのか、クマゲラ家族の協力の
お陰だったのです。

クマゲラ。娘。途中まで迎えに来てくれました。
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クマゲラ。茶髪の息子。昨日の場所で食事中でした。
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途中まで迎えに来てくれた娘が飛び鳴きしながら戻って来ました。
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突然私に向かってきて5m先の木に。
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今度は3m先の木に。挨拶をしてくれたのでしょう。突然の事で
迎えに来てくれたお礼を忘れてしまいました。
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その場所に居たのは昨日と同じく娘と息子。親は現れませんでした。
親離れをさせるために、まずは無視を決め込んだのか。親の行動も
注目です。

仮説通りでした

私が立てた仮説もそろそろ結論が出て来そうな今日の森でした。歩き
始めた時には青空が見えていたのに、急に雪が降り出してきました。
その雪の中から「コツコツ」が聞こえてきました。

そして姿を見せたのが雌というより母親でした。淡い茶髪と赤斑の形
に特徴が有りました。母親をその場に置いて昨日、父娘が居た場所へ
向かいました。するとまた「コツコツ」が聞こえてきました。

今度は雄です。昨日ここに居た雄は黒髪の父親でしたが、今目の前に
居るのは茶髪です。特徴から息子の方です。直ぐに近くの木に飛びま
した。すると飛び移った木の近くの木に別の個体が見えました。

今度は雌です。黒髪と赤斑の特徴から昨日ここに居た娘の方でした。
今日は同じ場所に息子と娘がいたのです。母親は別の場に置いて来ました。
昨日はこの場所で父親を見ています。

この状況をまとめると、今も一つの縄張りに夫婦と子供二人が一緒に
生活をしているという事になります。仮説の通りクマゲラの子育ては
秋に終る事無く3月まで続いていると見て間違いはなかったのです。

丹頂鶴は繁殖直前まで子育てをします。そして繁殖直前になると、子供に
体当たりをしたり足で蹴ったり子供を追い出そうとします。クマゲラは
どういう方法で追い出すのか明日からの興味は、親離れの方法に移ります。

クマゲラ。母親。
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雪が止んできました。
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羽の下半分が淡い茶髪で肩の付近の茶色の丸斑も母親の特徴です。
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クマゲラ。息子。はっきりと茶髪です。
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背中も茶髪。
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クマゲラ。娘。
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クマゲラ。二人の子供。近くの木を行ったり来たり。
右が息子の方。
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下が息子の方。
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下が息子の方。
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森の滞在5時間は無駄ではなかった

8時ころから森を歩き始めています。飛び鳴きも呼び鳴きも聞こえて
来ないし、今日も調査は空振りか。そんな事を思い始めた時、「コツコツ」
が聞こえて来ました。直ぐに姿を見せてくれました。

雌です。雌というだけでは調査になりません。撮りながら画像を確認
します。母親の茶髪らしい色は確認出来ません。赤斑も細い事から娘
では無いかと思いました。

もう撮る必要も無いので、遠くからパンを食べながらコーヒーも飲み
始めました。すると飛び鳴きと共に雄が現れたのです。娘と30mほどしか
離れていません。今度は雄に注目です。

茶髪で無いことから、父親でしょう。2月25日と3月4日にやはり父娘が
今日と同じ場所にいました。それを再現したような場面です。暫く別々
の木で真剣に食事をしていました。動いたのは娘の方でした。

父親の木の下の方に移動。その後は沢の向こうに飛んで行きました。今日の
調査はこれまで、と帰り道を歩いていると道端の木の雪の上に沢山の木の皮
です。さっきまでクマゲラが食べていたような痕跡です。

すると近くの木の上に枝に隠れたクマゲラのシルエットです。雌でした。
状況証拠からさっきの雌とは別個体でしょう。赤斑の太さから母親と
見ました。この夫婦の子育ては終わっていなかったようです。家に戻った
のは1時でした。

クマゲラ。最初に現れたのは雌というより娘でした。
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こちらは父親。
クマゲラの左斜め上に人の顔が有りました。
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娘が移動して父親と同じ木に。
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下の娘を拡大すると。
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気になるのか父親の方に目線が。
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帰り道。雌と言うより母親。
太い赤斑が母親の特徴。茶髪は確認できず。
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仮説を整理 その3

3月6日 森に入りましたが、ブログは休みました。

今日も必ず確認する場所に行きました。30分ほど様子を見ていましたが
聞こえて来るのはトドマツ林を横切る風の音だけでした。長く立ち止まる
と体が冷えてきます。また歩き始めました。

仮説も早く証明したいと急ぐあまり前のめりになってしまう場合も有り
ます。事実だけを積み上げていかなければなりません。最初の事実は
12月20日雌2羽が同じ木の上下で食事をしていました。

もしかしたら母娘か、この時点でのこの発想こそが前のめりだったのかも
しれません。事実だけを積み重ねていこうと雌を調べたのが赤斑の太さと
夫婦で接近した時の雌の羽の色でした。

その結果、一つの縄張りの中に雌が2羽いるという事実でした。他方雄も
調べ始めました。茶髪の雄の存在です。茶髪の雄は1月6日、1月11日
2月23日、3月3日に観察していました。

それ以外の雄は全て黒髪でした。ここでも一つの縄張りの中に雄が2羽
いるという事実です。後は親子を証明するということですが、口移しで
エサを与える時期でも有りませんからね。さてどう証明する事が出来るで
しようか。

エゾシカ。これなら母娘とはっきり判るのですが。
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茶髪の雄。1月から4回観察しています。それ以外の雄は全て黒髪でした。
1月6日。
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1月11日。
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2月23日。
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3月3日。
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